Daichiです。
浅草はここ数日間三社祭で非常に盛り上がっております。
どこを見渡しても人・人・半被を着た人・人・人です。
藍染なのか硫化染なのか。そんなことよりお祭り騒ぎです。


以前から入荷しておりましたが、店舗の完成が遅れたためなかなか店頭に出せずにいたこちらの商品。

アメリカでもっとも愛された芸術家であるソール・スタインバーグとのコラボレーションコレクションです。

Saul Steinberg (ソール・スタインバーグ)
1914年6月14日−1999年5月12日
ルーマニア生まれのアメリカ合衆国の芸術家。雑誌「The New Yorker」の表紙を多く手がけ、イラストやコラムも含め1000点以上掲載されたイラストレーター兼芸術家で知られています。今回のOLD JOEとのコラボレーションに際し雑誌「POPEYE」のサイトでも詳しく取り上げられいるので詳しくは下のリンクより記事をお読みください。

POPEYE記事


2023年からソール・スタインバーグ財団と交渉の末実現したコラボレーションらしいのです。
日本でソール・スタインバーグを洋服に取り入れたブランドはOLD JOEが初なのではないでしょうか?私個人が知るソール・スタインバーグは「ニューヨーカー」誌の表紙になった「View of the World from 9th Avenue」とイームズ夫妻のオフィスの家具に描いた女性の絵や猫の絵。


2~3年前にハーマンミラーストアに限定で復刻された際に購入したいと思い、寝て、起きたらその熱がなくなっていたことに気がつき、ソール・スタインバーグと私の間には未だ巨大な壁が、茫漠とした時間が、どうしようもなく横たわり交れずに過ぎていく流れをただ見つめることしかできないのだと。そう思っていたのにも関わらず今回別の形で出会い、ようやく手に入れることができました。そうです、私は早々にロングスリーブを購入しました。

Tシャツとも迷いましたがロングスリーブにした決め手は至って単純かつシンプルです。
袖口が”段リブ”だったからです。


写真だと分かりづらいですが、袖口リブの編み組織が3パターンほどに変化しているのがお分かりいただけただろうか?ヴィンテージのアンダーウェアやフライトジャケットのリブに使用される通称”段リブ”です。正しい名称ではないのですがそう言われます。これだけの理由でロングスリーブを選びました。と言いつつもこの段リブ、アンダーウエアなどに使用されるのがシングルなのに対しダブルの肉厚仕様。袖を通したときにロンTよりもスウェットに近い肉厚リブ。以前メルツ・ベー・シュヴァーネンというドイツのカットソーメーカーのアンダーウェアを好んで着用していたのですが、袖口リブが薄く早々に袖が広がり一枚で着る際に少し気になるポイントではありました(それでも何枚も買い足し着用していたし、むしろすぐに変化が起きるリブにどこか愛着を感じていたような、そうでもないような)。その経験があるからか肉厚の段リブに想いを寄せた私はロングスリーブとゴールインです。

もちろんTシャツもおすすめです。むしろこれからの気温を考えるとTシャツがおすすめです。

そもそもソール・スタインバーグとOLD JOEのコラボの時点でどちらもおすすめです。買い逃したらそれまでです。ほかの取り扱いショップをみているとほとんどSOLD OUT状態。サイズは欠け始めていますがうちは冒頭で述べた通り、店舗OPENの都合で出すのが遅れた&オンラインショップの弱さ&認知度の低さのおかげでまだ多少在庫はございます。

私の教訓「迷ったときは寝る前に買おう!」ですね。

それでは店頭でお待ちしております。


投稿者|Daichi